プロ目線解説!住宅の基礎の作り方。ポンプ車手配。

コンクリートの打設は必要に応じてポンプ車(生コンクリート圧送車)を使おう。

とは言っても1台1,500~1,700万円もするポンプ車を所有し、打設の為だけに出動させ操作するのは難しい話だ。

しかし生コンの流し込みを専門とする「ポンプ屋」という基礎屋にとっては頼もしい専門職が存在する。

住宅の基礎では主にベースと、立ち上がりの2回を外注するのが基本だ。

☆ベースは打設量が多い為シュートやネコ(一輪車)での打設が困難。

☆立ち上がりは打設巾が狭く、シュートやネコでの打設は難しい。

¥ 相場 ¥

捨てコンや土間コン、雑コン等好きな時に頼んで構わないが、もちろん有料である。

地域により異なるが、1打設半日以内で、20㎥以内なら25,000円から35,000円くらいだろう。

半日を超える場合は1日分の常用として50,000円から60,000円が相場だ。

「午後もここで仕事するなら他の仕事を受けられないからその分もちょうだいね。」

といった具合だろう。

なのでその仕事が半日で終わるのかそれとも常用になるのかの見極めが必要だ。

配管

その他、ポンプ車を停めて生コンを受け入れる場所から打設箇所までが遠く、届かない場合はホースや管をつなぎ合わせて生コンを送る「配管」という方法がある。

この可能性があったり、間違いなく配管の場合は事前にポンプ屋に知らせて現調(現場事前調査)してもらう事をお勧めする。

配管の数によっては1人ではできない場合があるので伝え忘れはトラブルの元だ。

値段は1本あたり1,000円から2,000円または¥500/mくらい。

本数が多い場合は2マンと言って手伝いを1人要求される場合もある。この場合は1人工分、15,000円程度必要だ。

自分で手伝い人工が用意できる場合はその方が出費は抑えられる。

先行材セメント

生コンを送り出す際に必要なセメントもポンプ屋の用意だと¥1,000/袋。配管時は2袋必要だ。自分で用意した方が安いぞ。

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